『赤ちゃんは何を聞いているの?ー音楽と聴覚からみた乳幼児の発達』
義母と義姉が主宰している仙台の音楽教室・きらら音楽学院で広報・事務スタッフのお仕事もしています。今年春に、赤ちゃん向けの歌のクラスを立ち上げることになり、自分もすこうし勉強しました。
そこで、図書館で見つけて気になった、呉東進さんという同志社大学赤ちゃん学研究センター教授の方が書いた本を4月に読みました。
赤ちゃんと音楽、歌との関係についてとても興味深いことがたくさん記載されていました。
例えば、、、
・赤ちゃんはマザーリーズ(ママが赤ちゃんに語りかけるときの、やや高めの、ゆっくりと抑揚をつけた語りかけ方)が好きでよく反応する。脳血流が増える。
・赤ちゃんは歌とお話どっちが好き?
→歌の方が注意を惹きつける。話しかけるように歌い、歌い掛けるように話す♪
・妊娠20週ぐらいから赤ちゃんは音が聞こえている。
・大人は視覚人間、赤ちゃんは聴覚人間。
・音楽と動作の組み合わせ→音楽に合わせると動きが円滑になる。
・生後9〜10ヶ月ごろから、リズムに合わせて体を動かすようになる。
脳の脳基底核や補足運動野が活発になる。
・音楽の作用;聴覚の刺激
→脳の神経細胞のつながりが増える
①生理的作用:自律神経、脳、ホルモン
②心理的作用:気分・情動
③社会的作用:集中力、共感覚、社会性
・音楽に言葉を乗せると、言語の理解や獲得、ひいてはコミュニケーション能力促進の可能性あり。(難しい歌も、歌の歌詞としてなら覚えられる)
・楽器や音楽は、人と人の間をとりもつ架け橋になる。
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以上、読んだときに取ったメモより。
障害を持ったお子さんなど含め、音楽を使って早期から赤ちゃんに能動的に関わっていくことの有効性がさまざま実証されているようです。
これは2009年出版の本ですが、その後の発展も気になるところです。
音楽教室では、ママとよちよちクラス♪うたのクラスという、妊婦さんから0歳児のママとお子さんを対象にした歌のクラスを開催しています。
自分もいよいよ妊婦さんになり、ぽこぽこ動くたまちゃんにたくさん歌ってあげたいこのごろです🎵
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